まつはらともふみWeb
書籍リスト
 


 ◆ 『ヒョコたんと幻想森』 雑学メモ

ヒヨコの雑学メモ
学名 Gallus gallus domesticus
分類 鳥類/キジ目/キジ科
名称 鶏(ニワトリ)の赤ん坊。 雛(ひな)、「ヒヨコ」と呼ぶ。
祖先 セキショクヤケイ
適温 30〜35度
羽色 白、黄色
名前の由来 「ピヨピヨ」と鳴く事から、「ヒヨヒヨ鳴く子」=「ひよこ」となったとされる。
▼ 食事について
回数  胃袋が小さく、貯め食いはできないため、3時間おき位に一日に何度も飲食する必要がある。
空腹時が長いと、すぐに餓死してしまう。
飼育者は朝夕2回餌と水を新鮮な物に取り換えて、常に食事器を空にしないよう注意が必要。
餌種類  通常、親鳥が一度食べて半消化した餌を与えるので、その場合は人間が世話をする必要はない。
人工飼育する必要がある場合は、ヒナ用の配合飼料(トウモロコシや大豆等の原混合餌)に
白湯を注いで練り合わせて、「さし餌」すると良い。
配合餌の
切り替え時期
 配合飼料は、成長時期によって切り替える。

(1).幼すう用・・・・エサを食べ始めた頃〜生後30日位
(2).中すう用・・・・生後70日位から
(3).大すう用・・・・卵を産む直前から
▼ヒヨコ の育て方
適正季節 ヒヨコは体温調節がし辛いので、気温の温かい春か秋が育てやすい季節となる。
保温に注意  体温調節をする力が弱いヒヨコには、常に快適な温度が保てるように、保温に優れた
「育すう器」を用意すると良い。

 「育すう器」にはヒヨコ電球や白熱電球を入れて、温度が常時30〜35度になるように温める。

ヒヨコ達がゆったり寝てたり、バラバラに広がっているなら、適温の証拠。
逆に、ピーピーと甲高く鳴きながら寄りそっていたら、温度が低過ぎる。
羽を広げて口を開け、苦しそうにしてたら、温度が高過ぎる。

 飼育者は、ヒヨコの様子を注意深く観察して、責任を持って育すう器の温度は調節する事。
▼ 抱き方
OK☆  手の平にヒヨコの足を乗せ、足の裏を包み込むように抱き上げる。
慣れない内は、しゃがんで膝の上で抱くと良い。
NG!  羽をつかんで持ち上げたりしては、ダメ! 羽が抜けたり、骨が折れてしまうことがあります。
お腹を圧迫するのも、負担がかかるのでダメ。
▼ ニワトリ成長時
体高 オス70cm、メス50cm 位
トサカ ひたいに赤い「トサカ」が生える。オスのトサカは、メスより若干大きい。
飛行能力 木に登る程度のジャンプ力はあるものの、空は飛べない。
性格 メスはおとなしいが、オスは好戦的。
産卵 メスは、生後一年未満で産卵を始める。
それ以降、一日1〜2個の割合で産み続ける。
餌種類 トウモロコシなどの穀類中心。発育に合わせて、配合飼料も加える。
卵を産むメス用に、カルシウムを多く含むものもある。
▼ 人との歴史
出生  養鶏場で、孵卵器を使って人工孵化させることが多い。
食肉用・採卵用目的での繁殖が多いため。
(その場合は、「生産」「出荷」と称され、生涯を閉じる。)
羽毛 ダウンジャケットや羽毛布団などに加工利用されている。
釣り具の疑似餌に用いられることもある。
肥料として市販されている。
有機肥料としては即効性がある。少し臭う。
▼ 飼い主の義務
扶養責任  ヒヨコ(鶏)は、食料と見なされる事が多い生き物の一つです。
それでも、ペットとして飼う場合には、「命」として扱ってあげて下さい。

ヒヨコ(鶏)は、飼い主の庇護なしには生きられません。
彼等が幸福な一生を送れるかどうかは、全て飼い主次第です。




ネコの雑学メモ
学名 Felis silvestris catus
分類 ネコ目/ネコ科/ネコ属/ヤマネコ種
名称
祖先 ヤマネコ
起源 紀元前3000年頃、古代エジプト
体重 平均 2.5〜7.5kg
名前の由来 一日の大半を眠って過ごす事から、「寝子」となり、後に「猫」となったという説もある。
(一日の平均睡眠時間は、14時間〜20時間。)
▼ 食事について
餌種類  猫は、真正肉食動物。餌となる動物の肉・内臓・軟骨等全てを食べる事で、栄養補給をする。
野菜からは栄養が得られず、必ず肉(獣or魚)を食べなければいけないが、肉・魚の切り身といった
内臓や軟骨を取り去った肉しか食べられなければ、やはり、猫には栄養補給バランスが保てない。
(昔の「ネコまんま」だけでは当然栄養が足らず、そうした餌を与えられてた猫は、自分で鼠等を
捕食して栄養補給する必要があった。)
 完全肉食用のキャットフードは、雑食性の犬も好むが、消化構造の違う犬にこれを与えると
栄養過多で肥満になってしまう。

 タマネギや観葉植物等、猫が食べると毒になるものが人間社会にはかなり多いので、
人間の飼い主は勉強と注意が必要。
回数  生後3週間位までの授乳期には、一日5〜6回、4時間おき位の割合でフードを与える。
その後、成長に合わせて食事回数は徐々に減らして行き、成猫時には一日2回位にする。
(妊娠猫には、一日4回。高齢猫は、体調に合わせて一日1〜4回与える。)
注意事項  味覚の強い食事は猫も好むが、それを食べ続けると猫の身体には害になる。
猫の身体に適さない食事を続けさせると、肥満や栄養バランスを崩して病気になる場合がある
ので、飼い主には注意が必要。
▼ 特徴
 猫の爪は、自由に出し入れできる。
古い爪は根元から抜け落ち、その下から新しい爪が生え出る。
爪の抜ける時期に、爪を綺麗に抜くために爪とぎをする習性もある。
足音  狩猟する動物だけに、足音は非常に小さい。
そのため、飼い主が愛猫の居場所を見失う事が多く、居場所を知るために愛猫に鈴付首輪を
付けたと言われている。
運動神経  狩猟動物だけに、身体能力に長けている。
高い所から落下した時は、ヒラリと身をひるがえして上手に着地したり、
自分の身体より細く見える隙間をスルリと潜り抜けたり、
お皿の並んだテーブルの上を何事もなかったようにスルリと歩いたりもできる。
体臭  猫独特の体臭はあるが、他の獣と比較してみると、体臭は非常に少ない部類らしい。
▼ 能力
柔軟性  非常に身体が柔軟で、(頭以外)体のほぼ全ての場所を自分で舐められる。
高い所から着地した時など、(身体の柔軟さで)衝撃を吸収できる。
瞬発力  体高の5倍位の高さは、飛び上がることができる。
瞬発力は凄いが、その分、持久力は乏しい。
平衡感覚  逆さに高い所から落としても、必ず足から着地できる。
三半規管能力とは別に、水平線検出能力が優れているためと考えられている。
聴力  猫の場合、五感の中で最も優れているのは「聴覚」とされている。
左右の耳で立体的に音を聞き分け、好感度レーダーのように獲物の隠れ場所を知覚する種もいる。
 舌の表面は鉤状突起があって、ザラザラしている。
これで、骨に付いた肉を綺麗に舐め取れる。
● 飼う前に知っておきたい注意点
ひげ  猫のヒゲには、毛根に感覚神経・血管があり、非常に鋭敏。
これに触れる感触で、狭い通路を通り抜けられるかどうか判断する。

 ヒゲは生え変わるが、無理矢理抜いたり切ってはいけない!
ヒゲを失うと、猫には目が見えないのと同じ位不便でストレスを感じてしまう。
ヒゲを失ったために、ストレスで死に至った例もあるらしい。
爪とぎ  壁や柱を使って「爪とぎ」するので、飼い主にはそれ相応の覚悟が必要。
爪を研いだり、古い爪を抜いて新しくする他、縄張りを示す意味があるとも考えられている。
睡眠  一日に14時間〜20時間は寝て過ごす。
体を舐める  猫には全身をくまなく舐める習性があるが、飲み込んだ毛が消化器内で詰まって体調を
崩す事もある。まめにブラッシングしてやると良い。
トイレ  猫は、フン・尿は砂を掘った中で行い、終わると砂をかけて隠す習性がある。
(排便後、素知らぬ顔する様子が、「ねこばば」の語源になっている。)
フン・尿は、結構臭う。
鈍い場所 親猫が子をくわえて運ぶため、「襟首」は痛みが伝わりにくい場所になっている。
(これは、犬等も同じ。)
喉鳴らし  猫が喉をゴロゴロ鳴らすのは、愛撫されてリラックスしている時だけではなく、体調が悪い時
や死ぬ直前にも鳴らす事があるらしい。
実際には、これらの行動の真意は、単純化された解答がないらしい。
▼ ネコから人に伝染する病気
感染症 トキソプラズマ症 。 パスツレラ症 。
猫ひっかき病(バルトネラ菌の感染)等がある。
▼ ネコに与えてはいけない食べ物
中毒物  以下の物は、猫が食べると中毒を起こすので、絶対に与えてはいけない。

・ タマネギ。
・ ユリ 、アルカロイド類 。 種子類、球根。
・ カフェインを含む、コーヒーや紅茶等
・ イカ、タコ、エビ、カニ、貝類
・ カカオ、チョコレート
下痢の元  猫は乳糖を代謝できないので、牛乳を飲むと下痢してしまう。
与えるなら、猫用のミルクでなければダメ。
▼ 飼い主の義務
扶養責任  猫は「玩具」ではありません。命です。
「飼う」または「飼った」からには、最後まで面倒をみてあげて下さい。

ネコの幸福は、飼い主次第です。



参考文献:

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  他

Copyright (C) まつはらともふみWeb,まつはらともふみ, All Rights reserved 2017