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フェレットの雑学メモ


学名 Mustela putorius furo
(ムステフ・プトリアス・フロ)
英名 ferret (フェレット)
分類 ネコ目(食肉目)・イタチ科・イタチ属
原産 ヨーロッパケナガイタチ (※の説が有力)
仲間 ラッコ、カワウソ、アナグマ
体重
・ オス  900〜2000g
・ メス  600〜1200g
体温 38〜40℃
環境の適温 24℃位。

性格 子猫のよう。
終生・遊び好きで、人によくなつく。
習性 せまい場所に もぐりこむのが好き。

ベッドの下やタンスの角などを基地に見立てて、
気に入ったものをそこに秘密収集する。
鳴き声 小さい。鳴き方で感情表現をする。

画:まつはらともふみ



● 特徴

 ▼ 飼う前に知っておきたい注意点

体温調節が苦手! 汗腺が全くないので、夏の暑さにとても弱く、
室温が28℃を越えると熱中症になる危険がある。

夏はエアコンの常時稼動の覚悟が必要。
メスの避妊は
必須?!
発情したメスは交尾をしないと排卵できないため、
交尾しないと中毒性貧血を起こして、その結果
命に関わることがある。

そのため、繁殖予定の無いメスには避妊手術を
施す必要がある。
オスの去勢は・・・ オスは去勢しなくても問題は無いが、発情期には
体臭がきつくなったり気性が荒くなったりする。
尿でマーキングすることもある。

それを嫌う飼い主が多いため、去勢手術を
施される場合が多い。
身を守るガス! 肛門の横に「臭腺」を持っていて、恐怖心を抱いたり
興奮した場合に、くさいガスを出す。

それを嫌う飼い主が多いため、臭腺除去手術を
施される場合が多い。

画:まつはらともふみ


 ▼ 注意!

放し飼いは危険! フェレットは、狭い場所にもぐりこむのが大好き。
クッションの下にいるのに気づかず、踏んでしまうこと
がないように、飼い主は注意を払わなければいけない。

死亡事故原因No.1は「放し飼い」というデータもあり、
事故防止のためにも「ケージ飼い」が必須となる。


画:まつはらともふみ





▼ 食事について

回数と量 一度にたくさんは食べられない。
一日に何度も・少しずつ食べるので、フードは器に常備しておく。
食べさせては
いけないもの
チョコレート・コーヒー類を口にすると、中毒を起こしてしまう。

ドッグフード、人間用加工食品、スナック菓子、ミルク等も
体調不良につながるので、与えてはいけない。

毒性のある植物も、食べてしまわないように注意が必要。
生肉も中毒の危険があるので、避ける。


▼ トイレのしつけ について

キレイ好き! フン・尿は、場所を決めて そこでする。(特に、「角っこ」。)

その習性を利用すれば、トイレのしつけは簡単。

画:まつはらともふみ



▼ 身体的 特徴

ヒゲがレーダー!
目は弱い?!
耳と鼻はとても良く、音と匂いには敏感に反応する。

猫と同様、ヒゲがレーダーの役目を果たしている。

一方、視力はとても弱いので、ヒゲがないと、
ほとんど何も見えない状態になってしまう。

画:まつはらともふみ



 ▼ フェレットの生命

フェレットの寿命 平均寿命は、6〜8年。

病気には弱い面もあり、短命な個体も少なくない。



 ▼ 飼い主の義務

扶養責任を負う! フェレットは「玩具」ではありません。命です。

「飼う」・「飼った」からには、最後まで面倒をみて
あげて下さい。

フェレットの幸福は、飼い主次第です。

画:まつはらともふみ


参考文献:
「フェレットの医・食・住」(コールマン・千枝子・著/どうぶつ出版)
「フェレットパラダイス」(主婦と生活社)
「カラー図鑑 ハムスター・ウサギ・フェレットなどの飼い方―正しい飼育法から繁殖・病気まで」(霍野 晋吉・著/成美堂出版)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』  等




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