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 『ひよこでしゅ。』 2008/03/21 インタビュー

・・・インタビュアー ( X )     ・・・作者 ( まつはらともふみ )

『ひよこでしゅ。』のキャラクターは、どこから生まれたのですか?
 2002〜2003年に開設していた作者自身の公式サイトで、コミュニティ用に設置してた
アイコン掲示板が、そもそもの発信元です。

そこでの会話の盛り上がり方が、その当時の自分の中では、相当に劇的なものがありまして。
感覚的に「これだっ!」というものが、その時あったんです。
苦しんでた時に、光が舞い降りた…と。

オーバーに聞こえる話かも知れませんけど、その時は、本当に苦しい時期だったんです。
それだけに、よけいに、その一筋の光にすがりたいという気持ちもありました。
 
『ひよこでしゅ。』のキャラクターは、みんな、掲示板アイコンだったのですか?
 そうです。
元々「コミュニティ枠が視覚的に華やかになって、盛り上がると良いなぁ〜」と、
その程度のものでしかなくて、その時はキャラクター設定も何もなかったんです。
ただ可愛い動物の絵を並べていれば、皆、掲示板に書き込みしてくれるんじゃないかな〜、と。
 
その掲示板は、今もあるのですか?
 残念ながら、もうありません。
個人運営の無料レンタル物だったので、ある日突然、閉鎖されてしまいました。
ログも取っていなかったので、もはや再現のしようもありません。
 
では、『ひよこでしゅ。』のキャラクターは、その掲示板での会話が元?
 「漫画的な突拍子も無い展開」っていう意味ではそうですけど、個々のキャラクターは
ずいぶん変わってると思います。
特に「ひよこたん」なんて、ほとんど別物って位に変わってますから。
 
当初の「ひよこたん」のキャラって、どんな感じだったのですか?
 いわゆる「エッチなキャラ」でした。
「何でちょ〜、これは?」とか言いながら、女性の胸をツンツンするような。
幼児キャラじゃなかったら、「セクハラだっ!」って石が飛んで来る所ですよね。(笑)

 不思議と、女性にウケてたみたいですけど。
 
『ひよこでしゅ。』の「ひよこたん」とは、本当に別物ですね?
 「マンガ」として描くなら、「エッチキャラ」でも良かったのかも知れませんけど。
派手さばかりの、いわゆる「トリック・スター」には辟易(へきえき)してた所もありまして。
どうも、テンション高いギャグを描いてると、その後、反動でもの凄く凹む事が
あったりもしますし。そうなると、どう頑張っても、ひたすら暗い話しか描けなくなってしまう
という事態に陥ってしまう事も、よくありますし。

 それに、何より、「ひよこたん」というキャラを、一つの新しい命として見たいという気持ちが
強かったんですよね。
その命の成長過程を、明るく・楽しく・元気良く見守って行く事こそ、今の自分には大事な
事なんじゃないかナ、と。
それで変にマジメぶったり、説教くさくなるとかじゃなくて、家族皆で腹抱えて笑えるような
キャラクターとして登場して欲しかったんです。

そうした描き手の気持ちを汲んでかどうかは知りませんが、それで生まれて来た
「ひよこたん」は、今のような感じに育ってくれてます。
 
最後に、読者の方々に 一言お願いします。
 『ひよこでしゅ。』も、まだ完結という形はとっておりません。。
今後も、描きたくなったら、時間を見つけて描きたいと思ってます。
「ひよこたん」達を、どうぞ よろしくお願いします。
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